グレープフルーツと禁忌とされる薬とは?飲み合わせで副作用あり?
数々の効能を持つグレープフルーツ。特にダイエット効果があるということで、実際取り組んでいる方もおらっしゃるかと思います。
しかし忘れてはいけないのが薬との飲み合わせです。ヘタをすれば急死という、とんでもない事態にもなりかねないのです。
グレープフルーツと正しく付き合っていくために必要な情報をご紹介します。
グレープフルーツに含まれる天然フラボノイド成分
グレープフルーツを始め、柑橘系のフルーツにはフラボノイドという成分が含まれています。このフラボノイドが今回注目しなければいけない成分です。
一般に薬というものは肝臓や小腸などの消化器官で、一定の割合が代謝されることを見越して作られています。代謝された物質は効果を失うので、その分も計算した上で成分が調整されているということです。
このように肝臓や小腸では酵素の働きによって物質を分解しているのですが、そこに影響してしまうのがグレープフルーツのフラボノイドなのです。
グレープフルーツに含まれるフラボノイドには酵素の働きを弱める効果があるため、通常行われるはずの代謝が正常に行われない状態になってしまうのですね。
代謝されるはずのものが代謝されずに残ってしまう、といった状況です。
こうして正常に代謝されなかった薬の成分が血中に流れていくことで色々な弊害を起こしてしまう、というのが一番多いパターンのようです。
グレープフルーツと禁忌とされる薬
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それではどんな薬と飲み合わせが良くないのでしょうか。
順番に見て行きましょう。
①カルシウム拮抗剤
一番代表的なものがカルシウム拮抗剤です。高血圧の方に処方される降圧薬ですね。
カルシウム拮抗剤とグレープフルーツを同時に摂取してしまうと、『血圧が下がり過ぎる』、『頭痛がする』、『ふらつく』、『動悸がする』というような症状がみられます。
②スタチン系薬剤
高脂血症の方が処方される薬です。グレープフルーツと同時に摂ると体内で分解されずに多く残ってしまい、薬の作用が効きすぎるとされています。
③抗てんかん薬
こちらも分解が遅れることで体内に薬の成分が多く残ってしまい、副作用が出やすくなると言われています。
ここに挙げたのは一部で、他にも気を付けなければならない組み合わせは存在します。
しかし上記のような薬でも、副作用の出ない成分だけで作られた薬もありますので、もし該当される方がいたら医師に確認するのが一番ですね。
今回はグレープフルーツの弊害についてご紹介しましたが、基本的には大変体に良いとされている果物です。しっかりとした知識を身につけて、ぜひとも有効に使っていきたいところですね。
以下の記事でグレープフルーツの効能についてご紹介していますので、ぜひ読んで見てください。グレープフルーツに惚れ直しますよ!
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