ドラマでよく見るかつら姿が個性的なムロツヨシ
2016/05/18
ドラマを見ていると、時折ものすごい強烈な印象の俳優さんを見かけることがあります。
ムロツヨシさんもその一人ですが、とにかく面白い。
金髪のかつらをかぶり魔法使いとして出演されていた深夜のドラマでも、見た目の存在感が濃いのでそれだけでもお腹いっぱいなのに、演技がこれまた面白いのです。
コミカルな演技がとても似合う役者さんですが、シリアスな演技もとても上手なので、そのギャップに驚く人も少なくありません。
明るくお話が上手な姿も番組で見ることもありますので、子どもの頃から友達も多く教室でもきっと楽しい目立つ存在だったのだろうと思わせるそんなムロツヨシさんですが、生い立ちはとてもシリアスなものでした。
人生において一番の可愛い盛りとも言える幼い時期に両親が離婚、母親は家を出てしまい、父親は育児を放棄し別の女性の元に行きました。
そして…
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お姉さんとともに祖父母や親戚に預けられて育ちました。
親の居ない生活の中、反抗期を迎えた姉を見て祖父母の負担になりたくないとの思いから、自分は反抗期は迎えなかったとコメントしています。
ムロツヨシさんの厳しい生い立ち
そんな中、ある程度大きくなったころに、父親が新しい家族を連れて現れました。
しかし一緒に住むでもなく、自分達が祖父母と生活しているアパートの隣に部屋を借り、そこで新しい家族だけで生活を始めたのです。
隣には血の繋がった父親がいるのに、一緒に生活を営んでいるのは自分ではありません。
こんなに悲しいことはありません。
ムロツヨシさんの心情を思えば言葉もありません。
さらに父親は親戚に迷惑をかけます。
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借金の保証人になった親戚は自己破産し、そこからは父親との連絡を絶ちました。
大人になってから戸籍謄本をとると、知らない女性が自分の母親になっていたことに気づきましたが、別に恨んでもいないし人生自由だから、とのことです。
子どもの頃は学校では面白い人気者だったようですが、心中では周りに嫌われたくないのであえてそうした部分もあったいうことも言っていました。
親が必要な時期の子どもが自分を抑えていなければならなかったムロツヨシさんの環境は筆舌に尽くしがたいものがあります。
そんな彼の口調はいつでも優しく、演技の面ではとても多くの感情を上手く表現しています。
最近のムロツヨシさんは、実はかつらであることをカミングアウトしました。
確かにかつら疑惑が噂になるほどだったので、カミングアウトは良い時期だったと言えます。
過酷な生い立ちで人より強く、多くの感情を秘めている彼は、まだまだこれからも様々な活躍が期待されます。