人間列伝

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藤井聡太の教育方法とは?学校での成績と将棋の両立。秘密は幼児期のおもちゃ?

   

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平昌オリンピックと同じ日に、

 

将棋界においてもオリンピック並みの関心のある勝負が繰り広げられていました。

 

それは朝日杯、羽生善治永世7冠と藤井聡太5段(その段階で)の闘いです。

 

しかもこの勝負で藤井聡太棋士が羽生善治棋士に勝利するという劇的な一日となりました。

 

その日のうちに藤井聡太棋士は5段から6段へ昇格するという速報もでたほどです。

 

その注目の藤井聡太棋士は、まだ中学生。

 

15才です。

 

まだまだ中学生なら、学校にクラブにと普通の学生生活を送っている年です。

 

なのに、すでにプロとして活躍しています。

 

一体藤井聡太棋士とは、どのような青年なのでしょうか?そのあたりをご紹介します。

 

藤井聡太棋士とは

 

2002年7月19日生まれの15才、愛知県瀬戸市の出身です。

 

自宅は今も瀬戸市にあり、祖父母の家と、敷地繋がりの二世帯の形で生活しています。

 

藤井聡太6段が将棋を始めるきっかけとなったのも、この二世帯住宅が大きく関わっています。

 

藤井聡太6段にとって「おじいちゃん」と「おばあちゃん」は、おもちゃとして、

 

知育玩具をプレゼントしてくれていました。

 

そして5才の時の誕生日プレゼントで、父母より将棋のセットをもらうことから始まります。

 

このセットは「公文」から発売されているもので、駒それぞれに、

 

赤い矢印でそれぞれの駒の動かし方が書いてある駒になっています。

 

将棋は、駒が持つ力を瞬時に判断する事で、対局に大きく流れができます。

 

普通に将棋を始めようとしても、大人にはその動きを覚えるのが、かなり大変です。

 

そのうえ特性を活かした動かし方ができるまでには、相当な時間がかかります。

 

それを藤井聡太棋士は、「おばあちゃん」に教わりながらゲームのように覚えていきました。

 

やがて、「おばあちゃん」も藤井聡太6段に勝てなくなり、

 

代わりに「おじいちゃん」が相手となります。

 

そのおじいちゃんが勝てなくなり、藤井家では、だれにも負けない実力を持つようになります。

 

そして子供の頃から「将棋教室」へ通い始め、さらに磨きをかけていくようになります。

 

そんな藤井聡太6段の頭の中は、いつも将棋盤と駒となり、

 

将棋を考えているあまり、他のことがすっぽりと抜け落ちることもしばしばあったようです。

 

何も持たずに学校から帰って来たり、

 

地方に行ってそのまま荷物を持たずに帰って来ることもあったそうです。

 

 

【中学生としての藤井聡太さん】

 

藤井聡太さんは、愛知大学教育学部付属中学に通っています。

 

得意な教科は、もちろん数学です。

 

しかし意外な面もあります。

 

それは運動神経が抜群ということです。

 

忙しくなると学校に行く日が少なくなってしまうことがこれまでにもありましたが、

 

そんな中でも短距離は学年で2位の速さだそうです。

 

藤井聡太さんのご家庭は、ごく普通の一般的なサラリーマンの家庭です。

 

4才上のお兄さんがいて今は大学生と言われています。

 

そして父親は愛知県に本社を構えるリクシルが勤務先で、今は単身赴任中とのことです。

 

そして母親は、専業主婦です。

 

なので、将棋で注目されはじめた頃は、普通に学校に行ってもらいたいという気持ちが強く、

 

そのことでも家ではかなりの家族会議があったようです。

 

藤井聡太さんは、母親には投了したようで、高校に進学すると約束してその会議は終わりました。

 

 

藤井聡太6段になった速報

 

朝日杯で羽生善治永世7冠を破り、初優勝を手にした藤井聡太5段。

 

その日のうちに速報で6段に昇格したことが流れました。

 

その時の賞金は、750万円です。

 

それまでも年収は、700万円くらいではないかといわれています。

 

ですが将棋の大戦で一番賞金が高いのは竜王戦です。

 

こちらはなんと4200万円と破格の金額から、

 

棋士たちが一番奮起し、盛り上がる大戦となります。

 

ですが将棋1本で、生活して行かれる人はプロ棋士の中でも1割と言われています。

 

それを羽生善治永世7冠のように47才まで続けられるかが、一番棋士として厳しいことなのです。

 

一度プロになれば、ずっと勝ち続けなければならない。

 

それを辞めるまで続けるには、並みの精神力ではできないことです。

 

そういった意味では、昨年引退した加藤一二三9段も、その上を行く先輩です。

 

名人への道

 

野球などで、対戦相手との試合の進行を表にしたスコアブックがあるように、

 

将棋にもそれにあたる棋譜というものがあります。

 

藤井聡太6段は66勝11敗です。

 

そしてよくテレビで「119手で投了」などという時があります。

 

それは、1手ごとに、縦9マス横9マスのどこに駒が進んだのかを書き残してあるものです。

 

棋士たちは、対局がない日に一人でも、仲間同士でも、日々それを使って、研究しています。

 

特に、相手が決まるとその棋士の特徴を覚えるために、その棋譜を見て研究します。

 

ただ、最近ではAIが発達しているため、

 

藤井聡太6段もパソコンを使って将棋の研究もしています。

 

また中学生でプロになった棋士は、加藤一二三9段、羽生善治永世7冠を含め5人います。

 

その棋士たちは、全員名人になっています。

 

なので、中学でプロになるということは、名人に一番近いと認められたと言えます。

 

まとめ

 

藤井聡太6段の将棋は「攻め」が圧倒的に強いと言われています。

 

一度、駒の読みを間違えれば、一気に攻めに持って行かれます。

 

ただ、今は、対局もまだわずかで、

 

他の棋士が研究する「材料」が少ないのも勝てる要素の一つです。

 

なので、これからが大変な道ではないでしょうか。

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